100人のユーザーに愛されていない製品を持つスタートアップが他社と業務提携しすぎ問題について語る
どうもおはこんばんにちは。
最近資金調達してまもない、まだユーザーがほとんどいない企業が業務提携をしている例が目立つように思う。今日も、どの会社とは明示しないがネットで記事を見つけた。
「〇〇社と〇〇社が業務提携を発表。これは相性のいい画期的な提携である」
まてまてまて。
この会社最近資金調達したばかりでまだユーザーも全然いなくて、Twitterやアプリレビューでは叩かれている始末。
製品の完成度もたいしたものではない。
そんな会社が資金調達したら真っ先にやることは、「コアユーザーの獲得」や「製品を作り込み完成度を高める」ではないのか?
僕が思うにこれらの企業はまだマーケットプロダクトフィットを見つけていないと思う。
派手に資金調達をして、メディアに晒され注目され、DL数が増えただけだ。
なのに業務提携、である。それは本当にユーザーのためなのかと疑問に思う。
ユーザーが求めているアプリを作ることができ、ファンも増え、順調に成長しているのであれば、業務提携は合理的である。
しかし、最近のスタートアップは急ぎすぎではないのか。
資金資金資金資金。資金調達おめでとうございますすごいですね。1億円も調達するなんて流石です。おめでとうございます。
今までもらった中で最高のアドバイスはYコンビネータでポール・グラハムから教わった言葉、「何百万人の人にまぁまぁだと思って使われるよりも、百人の人に愛されることだ」です。
何百万人の人が皆さんのアプリを、まぁ使えるな、という程度で使っているとする。この何百万人を皆さんの大ファンにするのはとても難しいことです。しかし百人の人に愛されれば、その百人それぞれが彼らの知人百人に私達のプロダクトを勧めてくれます。
素晴らしいスターやプロダクトはどれも最初の百人に愛されるところから始まります。ポールは更に、「まずは百人の人に愛されること。そしてスケールしないことをすること」と言いました。 - ブライアン・チェスキー(Airbnb CEO)
僕が現代の経営者の中で、もっとも尊敬している人の1人、Airbnbの共同創業者ブライアン・チェスキー氏がインタビューで語ったことである。
100人に愛してもらえるプロダクトを作ることができれば、広告宣伝費をかけずともたくさんの人にアプリが知れ渡り使ってもらうことができる。
僕はこの教えを肝に命じておこうとこの記事を読むと毎回思う。
どんなマーケティングでも、駄作をヒットさせることはできない - スティーブ・ジョブズ
プロダクトに拘ろうぜ。素晴らしいものを作ろう。
あと、最近見かける、
「プロダクトも何もない中、人間性だけを見ていただいて出資してもらいました。感謝しかありません。」
武勇伝のように語るべきではない。プロダクトが一番大事だ。
もう50回以上読み返してるよこの記事。
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