リモートワークの会社のエンジニアアルバイトをやめた理由を語る
昨日、半年ほどエンジニア(アルバイト)としてリモートワークで働いていた企業をやめた。
やめた理由は主に社長との時給に関する揉め事なのだが、それ以外にも実はもともとやめようと思っていた様々な理由がある。
それを主に3つに絞って書く。なお、時給に関する揉め事は取り除こうと思う(明らかな原因は、約束していた時給を直前に下げると言ってきたことだが、ここは面白くないので)
①モチベーションが全く上がらない
一番大きな要因はこれである。
会社に特に思入れもなく、会社自体は製品を持たず受託。リモートなので人との関わりがなく孤独。時給も低い。
このアルバイトに一体何の価値があるのだろうか。
そもそも僕はもっと早く辞めるべきだったと思う。なぜなら、僕自身がよく「人と人との関わりが価値を生む」と公言していたからである。
リモートワークの批判記事まで書いておきながら今まで続けていたのは完全に自分の責任である。
②勝手なプロジェクト打ち切りからの勝手に案件を決められる
そもそも、受託企業が企業と契約して完全に受託するというよりかは、僕個人として企業の開発に参戦するという形が多かった。
そして向こうの都合が悪くなれば、こちらを考慮せずに打ち切り。
「そもそもこの受託会社を通す必要があるのか?自分個人で契約すればいいじゃないか」
と思ってしまう。
挙げ句の果てに「君の好きそうな案件取ってくる」と大口を叩いていた社長は結局、なにも契約を取れず(営業センスなし)、「君の勤務条件とスキルシートじゃどこも無理だ」と僕のせいにする。
理不尽である。
③社長がプログラミングばかりしていて管理をしない
サブタイトル通りである。
僕は社長の仕事はエンジニアリングではなく「社員が働きやすい環境を構築すること」であると思っている。
がこの社長は常に自分の常駐先の仕事を優先する。
レスポンスも致命的に遅く、連絡が3日後にかえってくるなどということもよくある。
そもそも、会社を立ち上げて何かことをなすぞ!という思い出会社を立ち上げたわけではないらしい。「なんとなく常駐先にやったらどうかと言われたから立ち上げた」と以前聞いた。
「なぜ会社をやってるの??」
価値観がおかしいと思った時点で早く手を引くべきであったと自分自身でも反省している。
明らかにビジョンや夢がないのだ。
ビジョンのない会社が人を惹きつけることができるのだろうか?できるわけがない。
切り替えて次の仕事を探そうと思う。
次は人と関われる仕事をしたいと思う。
読書はまず第一に楽しむべきだと思うって話。
僕は読書が好きだ。人生を豊かにしてくれる。
自分の知らない世界へ連れて言ってくれる。
自分の知らないことを教えてくれる。
他人の人生を歩むことができる。
笑顔になることができる。
泣くことができる。
僕は読書嫌いな人に会うと、決まって
「多分君に向いていない本を手に取ったんだと思う」
という。
読書をする理由は人それぞれだろう。
親や上司、学校の先生に読めと言われたから。賢くなりたいから。楽しくなりたいから。感動したいから。現実逃避したいから。夢の世界へ行きたいから。
僕は読書が苦手または嫌いな人は、「知識を得るために本を読まなければならない」と思いこんでいると思う。
これは学校教育のせいであるのか、親のせいであるのか、はたまた意識高い系セミナーのせいかどうかは僕にはわからない。
ただ思うことは一つ。
非常に勿体無い。
確かに、新しい知識を得るという面でも本は素晴らしい。僕もよく知識欲を満たすために本を手に取る。
だが僕が思う最も本の素晴らしい面は、
現実とは違う世界へ行くことができる。他人の人生を体験することができる
ということである。
自分の人生は一回しか生きれない。しかもこの体で、この状況で、この世界でという制限付きだ。
しかし本は違う世界へ連れてってくれる。人生をさらにさらに豊かにしてくれる。
何が言いたいかって、読書はまず第一に自分の好きな本を楽しむべきだってこと。
ポエムっぽくなったが、本が苦手な人に出会うたびに思うことである。
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Appleがサービス重視の戦略へ。ティムクックの戦略に対して思うこと。
今日、Twitterのタイムラインで以下のツイートを見つけた。
アップルTVをサムスン端末で? 新戦略の賭け
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) March 31, 2019
ジョブズ氏はiTunesを競合他社の端末で利用させることを許さなかったが、iPhoneの販売が減少するなか、アップルは方針を変更しつつある#アップル #AppleTV #サムスンhttps://t.co/3I28ENMbi0
Appleは今まで、サードパーティを制限し、自らのブランド価値を最優先にしてビジネスをしてきた。
これは、故スティーブ・ジョブズの戦略である。
そして、現CEOティム・クックの戦略ではない。
そして僕は思う。
「やっとティムクック独自の戦略を打ち出してきたか。これはおもしろくなるぞ」
ティムクックは今まで、Appleの株価こそ押し上げて来たものの、「ものすごい製品」を作れていた訳ではない。
それゆえにここ最近のAppleに世間は落胆していた。
「Appleのイノベーションの遺伝子は死んだ」とまでいわれたものだ。
しかし当たり前ではないか?
人々が驚くような製品を作り出せるからこそ、スティーブ・ジョブズはスティーブ・ジョブズなのだ。
そしてそれができない以上は自社だけで引きこもっているのではなく、他の企業と同様に提携などの堅実な戦略を取らざるを得ないだろう。
スティーブ・ジョブズは生前にティムクックに対して「スティーブ・ジョブズになろうとするな」と言ったそうだ。
その言葉がこれからようやく守られるのではないだろうか?
これからのAppleは「スタートアップ的な企業」としてではなく「IT大企業」として期待できるであろう。
追記
スティーブ・ジョブズファンの僕から言わせると、公式の伝記本は間違ったスティーブ・ジョブズを描いているダメな本であるといえる。
もしスティーブがこの本に書かれている通りの人物だとしたら、誰が一緒に働きたいと思う?
とティムクックは言っている。
そこでおすすめは、以下の伝記本である。
スティーブ・ジョブズの成長が描かれているとともに、いかに経営者として優れていたのかというのも伺える。是非オススメしたい。
こちらはスティーブ・ジョブズと非常に仲が良かった記者が書いた本である。
https://www.amazon.co.jp/dp/4532321018/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_XDlOCb4QGKR8
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睡眠の質に寝具はほとんど関係ないと思う件
僕は普段、家で座って仕事や読書などをしていることが多い。ほとんど半引きこもりである。
そんな僕の最近の悩みだったのが「睡眠の質が悪い」ということだった。
おそらくベッドではなく4年使用してもはや弾力性のかけらのないマットレスが原因だろうと思い、春からの新生活に備えしっかりとしたエアリーマットレスというのを購入したのだが、まだ使用はしていなかった。
それにしてもここ最近はひどい。
寝付け寝起きがとにかく悪い。寝ている時も頻繁に目がさめる。
そんな悩みから1日だけ解放されたのが、先日の木曜日だ。
僕は昼から大阪に向かい、年齢が年上の方に会い4時間ほどぶっ通しでカフェでビジネスの話をしていた。
そしてグランフロント周辺を歩き、夜帰宅した。
その夜は今までと比べ物にならないほど寝付けがよく、そして、次の日の寝起きは最高だった。
驚くべきは、その日は5時間しか寝ていないのだ。普段8時間寝ても眠気が取れないというのに。
自分なりに分析した結果、質の良い睡眠ができた要因は以下だろう。
①疲労
普段あまり家に出ず、運動をしても30分程度走るだけなのだが、その日は往復2時間半かけて移動をして、しかも結構な距離を歩いた。
②ストレス
初めてあった年上の方と、カフェで向き合って4時間ぶっ通して話し合った。緊張もしていただろうし相当なストレスがかかっただろう。
そう、寝具は関係なかった。普段普通の人が感じる「疲労」や「ストレス」をここ最近の僕はあまりに感じていなかったのだ。
なぜこんな単純なことに気づかなかったのか。これからは活動的になろうと思う。
ちなみに気づく前に買ったのが、アイリスオーヤマのエアリーマットレス。
普段ふにゃふにゃのマットレスを使用している僕の睡眠が、これでどれだけが変わるのか。試してみたいと思う。
100人のユーザーに愛されていない製品を持つスタートアップが他社と業務提携しすぎ問題について語る
どうもおはこんばんにちは。
最近資金調達してまもない、まだユーザーがほとんどいない企業が業務提携をしている例が目立つように思う。今日も、どの会社とは明示しないがネットで記事を見つけた。
「〇〇社と〇〇社が業務提携を発表。これは相性のいい画期的な提携である」
まてまてまて。
この会社最近資金調達したばかりでまだユーザーも全然いなくて、Twitterやアプリレビューでは叩かれている始末。
製品の完成度もたいしたものではない。
そんな会社が資金調達したら真っ先にやることは、「コアユーザーの獲得」や「製品を作り込み完成度を高める」ではないのか?
僕が思うにこれらの企業はまだマーケットプロダクトフィットを見つけていないと思う。
派手に資金調達をして、メディアに晒され注目され、DL数が増えただけだ。
なのに業務提携、である。それは本当にユーザーのためなのかと疑問に思う。
ユーザーが求めているアプリを作ることができ、ファンも増え、順調に成長しているのであれば、業務提携は合理的である。
しかし、最近のスタートアップは急ぎすぎではないのか。
資金資金資金資金。資金調達おめでとうございますすごいですね。1億円も調達するなんて流石です。おめでとうございます。
今までもらった中で最高のアドバイスはYコンビネータでポール・グラハムから教わった言葉、「何百万人の人にまぁまぁだと思って使われるよりも、百人の人に愛されることだ」です。
何百万人の人が皆さんのアプリを、まぁ使えるな、という程度で使っているとする。この何百万人を皆さんの大ファンにするのはとても難しいことです。しかし百人の人に愛されれば、その百人それぞれが彼らの知人百人に私達のプロダクトを勧めてくれます。
素晴らしいスターやプロダクトはどれも最初の百人に愛されるところから始まります。ポールは更に、「まずは百人の人に愛されること。そしてスケールしないことをすること」と言いました。 - ブライアン・チェスキー(Airbnb CEO)
僕が現代の経営者の中で、もっとも尊敬している人の1人、Airbnbの共同創業者ブライアン・チェスキー氏がインタビューで語ったことである。
100人に愛してもらえるプロダクトを作ることができれば、広告宣伝費をかけずともたくさんの人にアプリが知れ渡り使ってもらうことができる。
僕はこの教えを肝に命じておこうとこの記事を読むと毎回思う。
どんなマーケティングでも、駄作をヒットさせることはできない - スティーブ・ジョブズ
プロダクトに拘ろうぜ。素晴らしいものを作ろう。
あと、最近見かける、
「プロダクトも何もない中、人間性だけを見ていただいて出資してもらいました。感謝しかありません。」
武勇伝のように語るべきではない。プロダクトが一番大事だ。
もう50回以上読み返してるよこの記事。
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傘のシェアリングサービス「アイカサ」が成功しないと思う理由について語る
Facebookで、傘のシェアリングサービス「アイカサ」についての記事を見かけた。
今回はこれについて考察しようと思う。
僕は、このビジネスは非常に難しく成功する確率が著しく低いと感じている。
その理由は、以下3つだ。
①「傘」は紛失しやすく壊れやすい
私たちは結構な頻度で傘をなくしたり壊したりするのではないだろうか?
僕自身、傘は頻繁に無くすので、100円の傘を常に使用している。
問題はそういうモノを「借りる」と言う事実であろう。
人の認識や癖は簡単にはなくならない。傘は安いものと位置付けられている。
故に「紛失」や「破壊」さらには「盗難」が問題になるだろう。
そしてこれらを保証するときに相場より高いお金を支払わなければならない場合、誰も利用しなくなるだろう。
追記: 特殊な繊維と枝の部分はグラスファイバーを使用しているので壊れないそうです。渋谷で1200本稼働しており、壊れた傘はいまだにゼロだそうです。
②需要が極端に制限される
私たちが傘が必要だと感じるときは、大抵の場合「突然の雨」といったシチュエーションの時だろう。
例えば朝から雨が降っているのであれば傘を持っていくであろうし、昼から降りそうな時も持っていくであろう。
となってくると必要な状況は「ゲリラ豪雨」一点張りではなかろうか?
ではそれ以外の時は、開発費をかけたハイテクな「傘置き場」はただの「置物」になるのか?
③コストに見合わない収益
基本的にインターネットで完結するビジネスは非常に低コストで運営することができるが、一度現実世界が関わると、コストは急増する。以下はシェア傘の価格だ。
現状のこの価格で運営ができるのかは疑問が残る(恐らくそれ以外にもかなりの額を技術開発に費やしてるものと思う)
一時期中国でシェアリング自転車が話題になっていたが、こちらも数多くの会社が資金難に陥っていた。
傘のシェアリングにおいても、もしさらに他の企業が参入してくれば価格低下を招き資金繰りが非常に厳しくなるのではなかろうか。
傘のシェアリングサービス「アイカサ」が成功しないと思う理由について書いたが、個人的には成功してほしいし、新しいサービスは好きなので東京に行った時は使ってみようと思う。
プロダクトを早くリリースするということが思うより難しい件について
ビジネスSNSのLinkedinの創業者で、シリコンバレーの重鎮「リード・ホフマン」が残したアドバイスに、
最初にリリースしたプロダクトが赤面するほどひどいできでないというのなら、そのリリースは遅すぎたのだ
というものがある。
とにかく早くプロダクトをリリースしてユーザーからのフィードバックをもらって改善していけという「リーンスタートアップ」の考え方である。
かの有名なY Combinatorの「ポール・グレアム」も
急いでローンチしろ
といっている。
「そうか、じゃあできるだけ早くリリースしよう。」
経験上これが意外と難しい。
プロダクトを作る側は、素晴らしいものを作ろうと日々努力している。こういう機能をつけたい、ここのデザインにこだわりたい。
しかしそれらのこだわりは、ユーザーが受け入れてくれた後でも遅くないのだ。
プロダクトがユーザーのニーズを見たしていたら、本当にユーザーが欲しいものであったとしたら多少UXが悪かろうがバグがあろうがユーザーは使用してくれる。
リソースのないスタートアップは、とにかくローンチをしてユーザーの反応を見る。ユーザーが本質的に何を望んでいるかを発見することが必要である。
これは自分への戒めである。
「早いは正義」
忘れないようにしようと思う。