エンジニアのリモートワークは悪だ、とリモートワーク経験者は思う。
リモートワークについて自分の意見を書く。
昨今「リモートワーク」について様々な意見が飛び交っている。
現在はApple、Google、Facebookなどの巨大IT企業もリモートワークは非推奨らしい。
僕自身、エンジニアとしてリモートワークを経験しているので、その思うことについて書く。
まず結論から。エンジニアのリモートワークは
①社員と会社の信頼関係が厚い
②会社と社員の利害関係が一致している
以上どちらかに当てはまるとき以外は、基本的に成り立たず著しく生産性が落ちるものと考えている。
①社員と会社の信頼関係が厚い
どういうことかというと、
・社員が会社のCEOもしくは上司を尊敬・崇拝している
・会社の理念やミッションに共感し、その遂行の助けになりたいと心から思っている(会社を愛している)
ということである。この2つの状態の時はリモートワークでの生産性は保たれるということだ。
この人のために働きたい、役に立ちたい。この会社の繁栄の一助となりたいと思うとき、社員は誰に見られていなくとも、目的意識を持ってきちんと働く。
②会社と社員の利害関係が一致している
社員が株の一部やストックオプションを保有している状態のことである。
自分たちが努力をし会社が成長すると自分たちの株の価値が上がるので積極的に会社の成長に貢献する。故にリモートワークワークにおいても生産性は保たれると考える。
上記以外の場合、つまり普通に働いて普通にお給料をもらっている社員は、リモートワークをすべきではないと思う。
誰にも見られておらず、何をしてもばれない状況下に置かれるとどうしても人間は誘惑には勝てないのである。
そして、リモートワークで一番良くないと考えているのが「アルバイト」の形態だ。そして何を隠そう、僕自身がアルバイトのリモートワーカーだった(厳密にはインターンであるが、アルバイトのようなものだ)
アルバイトはただでさえ金銭的インセンティブが低く、責任がほとんどない。だからリモートワークなんぞすればまともに働けるわけがないのである。
さらに別の問題を取り上げると、リモートワークは従業員同士のコミュニケーションが発生しないのも問題である。成功している企業が揃いも揃ってオフィスを充実させているのはなぜだろうか?故Apple創業者スティーブ・ジョブズが大金をつぎ込んでキャンパスを建築したとき、社員同士が積極的に交流できるような造りにしたのはなぜだろうか?
そこからイノベーションが生まれるからではなかろうか?
百歩譲って仕様に対する権限がない受託企業は問題はないだろう。しかし、スタートアップにおいてイノベーションは必要不可欠である。
SkypeやSlackは所詮コミュニケーションツール。face to face には勝てない。
リモートワークの生産性に関する研究は是非してみたいところである。
なおこの文章で語っていることはあくまで持論。
まとめ
エンジニアのリモートワークは一部例外を除いて、会社に良い影響をもたらさない。